マスター達の物語(日本語版CD)

販売価格:3,900円
音声CD1枚。(*DVDではありません)
収録時間:約1時間16分
製作・発売元:FutureNow Publishing 翻訳:松野健一
*この日本語版CDには、英語と日本語が左右のチャンネルに分けて収録されています。

古代の学校で学んでいた一人のイニシエートの旅に関する物語と、世間から自分を隔離してヒマラヤに住む一人のマスターに関する物語を収録したCD。人生の本当の目的について考えさせられる2つの深遠な物語。

<このCDについて>

ラムサが話す物語はどれも深遠で印象に残るものばかりですが、このCDには、かなり昔に彼が話した2つの重要な物語が収録されています。最初の物語は、ヒマラヤ山脈で早朝に一日を創造するマスターに関する物語で、ヒマラヤの僧院で学ぶ僧侶達も登場します。この物語はRSEのクラス101の「一日の創造」に関する講義の中にも含まれていますが、今回、CD用に翻訳を手直しし、新たに録音し直しました。2つ目の物語は、古代の学校のイニシエーションである「迷路」に関するもので、この重要な物語は、マスターシップの旅において何が重要であるかについて教えてくれます。こちらの物語は、RSEの「タンク」の訓練のときに何度か使われてきたものなので、RSEの生徒の中には既に聴いたことがある人々もいるでしょう。こちらもCD用に全面的に翻訳し直しました。現在の状況の中で改めてじっくりと聴いてみると、以前には気づかなかったことに気づくと思います。どちらの物語も一度聞いたら忘れられない印象的なもので、様々な教訓と気づきを与えてくれるすばらしいものなので、最低でも2~3回はじっくりと聴き、それぞれの物語について熟考してみることを勧めます。目をつむって(あるいはブラインダーをして)情景を思い浮かべながら聴くのがいいでしょう。

古代の学校の迷路のイニシエーションは、RSEの「タンク」という訓練として受け継がれていますが、現在、世界規模のタンクが進行中です。タンクにおいては、多くの選択肢の中から正しい道を選ぶ必要があり、社会意識に従って進むのではなく自分の中の「知っている状態」の声に耳を傾ける必要があります。この困難で長いタンクを通過して未来への橋を渡りきるためには何が必要なのかを学んで下さい。

“今朝、最初の光が現れ、紺色の空が真っ赤な線によって打ち砕かれる早い時間帯に、ひとりの孤独な存在がどこからともなく現れた。彼はサフラン色の衣服を着ており、粗雑なリネンとウールでできた質素な赤いローブを身にまとっていた。彼が崖の縁まで歩いていくと、さわやかな冷たい風が鼻孔を満たし、彼の目から涙が出てきた。彼の耳の中で鳴り響く風は力強い指のように彼の髪の毛を乱した。彼は霧で包まれた世界を見渡した。

山々の頂上が雲をつき抜けてそびえ立っている光景を見ながら、彼は人間の旅というものを理解した。彼の魂が動いた。あたかも子宮の中の子供が動いたかのように・・・
彼の喉の奥から悲しみが湧き出し、それは頭へと昇り、彼の美しい目から涙が流れた。というのも、彼は突然、道に迷ってさまよっている人類の謎を理解したからだ。人々は自分達が神々であることを忘れてしまったのだ・・・・”(物語1より)

“かつて、とても名高い一人の男がいた。彼は遠い昔に、遠い場所に住んでいた。彼は自分の一族から受け継いだ遺産によってとても裕福だった。彼の家系は地主であり、製粉所を持っていたからだ。彼の一族は申し分のない人々だった。彼らは高潔で礼儀正しく、物知りであることで知られていた。そして彼らは立派な人々だった。この男は自分よりも身分の低い女と結婚した。この女の家系は由緒のある裕福な家柄ではなく、実直な普通の家系だった。この女は製粉所で働く労働者の娘だった。この女は言ってみれば、誠実で、繊細で、並外れて美しかった。彼女はこの男との間に、美しい息子をもうけた。この男の子の目は熱い青い金属のように輝き、利口で少し生意気そうな顔は、部屋の外で鳴くトリのさえずり声も理解しているように見えた。この男の子はとても名高い家で大きくなっていった・・・・”(物語2より)

―ラムサ

【このCDの内容】
物語1.世界の屋根の上で
物語2.あるイニシエートのテスト
 

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