スピリットを牢獄から解放する

“あなた方が学んでいるのは「グレートワーク」だが、制限された人間と完全に悟ったマスターの間にある境界線はとても細いということを知っているだろうか? その線を太くしているのは、人間が持つ「苦痛に満ちた現実」という考えであり、人間が自ら定めてきたさまざまな制限であり、それらの制限によって必然的に生じる運命である。グレートワークの目的は、パーソナリティーの牢獄からスピリットを解放することだ。

あなた方の最初のイベントのときに私が教えたことを思い出してほしい。ヴォイドの思いめぐらしの中であなたが誰であったか、そしてあの偉大なる降下のことや、ここにある物質の天界の創造のことを、私は教えた。さらに、あなたが着る衣服としての肉体に何が起ころうと、本当のあなたであるこの存在、つまり、まさにこの瞬間に私の話に耳を傾けている「スピリットとしての自己」は、ずっと生き続けるということを、私は教えた。それはこれまでもずっと生きてきたし、これからもずっと生き続ける。人生の中で、スピリットを体から解き放つことを学べば、われわれは奇跡的なことを行うことができる。われわれはたくさんの天界に存在することができ、たくさんの天界を「今ここ」に統合することができるのだ。

われわれのスピリットが第4の天界にとどまることができれば、つまり、われわれがスピリットを解放してそこに行かせることができれば、スピリットはその天界のヴァイブレーションをわれわれにもたらしてくれる。あたかも、音叉がその振動を、その根元の部分を通してはるばる体まで伝えてくれるように、冒険によって得たすべての果実をもたらしてくれるのだ。つまり、癒しや奇跡的な回復、体が必要とするあらゆる現象、自分の望み、現実の加速といったものをもたらしてくれるのである。というのも、あなたは音叉の一番先にいるからだ。あなた自身が、偉大なる天界の思考を発している張本人であり、その思考はここにある体まで、はるばる下りてくるのである。

さて、これが「復活」だ。あなたがどこにいようと、これを起こすのはとても簡単だ。あなたにとってこれを起こすのが難しいのは、あなたが現在の自分の状態に固執しているからだ。それが痛みや苦しみであれ、飢えや不快感であれ、あるいは、朝起きて散歩をする必要性であれ、あなたがそれらに屈して体に戻ってしまうとき、あなたは自分のスピリットの力を体の中に引っ込めてしまうのである”

書籍「ラムサ 運命のタイムラインを変える」より
(1997年4月の講義)

 

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