本当の自分を生きる

”あなたの世界は、あなたが前頭葉に置き続けているものを鏡として映し出し続けている。だからといって、あなた方が「悪い人間」であるわけではない。あなた方は無知な人々だ。無知は許される。無知は知識によって変えることができる。

あなたはまず第一に、自分のパーソナリティーを形成したものは単なる連想記憶にすぎず、自分はまだ本当の自分を生きたことがないということを学ぶ必要がある。「本当の自分」とは誰だろうか? それは、後頭部にある深いマインドだ。それは呼び出されたことさえない。なぜなら、あなたはこれまで人々が自分のことをどう思っているかを自分で決め込んできたからだ。あなたは既にその日がどうなるかを決め込んでおり、その男が自分を雇わないことを知っていた。自分が恋人として受け容れられないことも知っていた。あなたは最初から知っていた。

だが、あなたがそれを知っているとすれば、深いマインドはあなたの言う通りにするしかない。そして、深いマインドはそれを現実化する。つまり、あなたは頭の中で答えを知ることに忙しいが、それらの答えはあなたの頭の中からやって来ている。それらはあなたの人生を予測する。あなたはその人間が自分のことを嫌っているのを知っている。そして実際に、あなたは嫌われている。あなたは完全に正しい。

われわれには「崇高な思考」と呼ばれるすばらしい教えがある。われわれは今や「崇高な思考」を新しい視点から見ることができる。「崇高な思考」とは、あなたの記憶から、自分に関する新しい概念を集めることである。その新しい概念は、あなたの連想記憶が答えることができないものであり、それを前頭葉に置く。あなたがそうすれば、あなたは創造の自然な法に従っていることになる。

あなたはこれまで、パーソナリティーを使って自分の人生を理解しようとして、堂々めぐりをしてきた。あなたの人生は予測可能であり、あなたはただ年をとって死んでいく。あなたは不幸になり、病気になるだけだ。そしてあなたは「この悪夢のような人生の目的は何だったのか?」と思う。誰もあなたに、「考える」とは、アイディアを形成するプロセスであり、アイディアは問いを構築するための基本材料であることを教えたことはない。それは、誰かにしつこく尋ねる問いではなく、未知に関する問いである。それらの問いは、不可知のものを描写する言語を形成することを助ける。不可知のものを描写する言語を形成すれば、その体験は決して説明することができないが、それはひとつの体験になる。そして、あなたはその体験を問いに加える。あなたの人生を変える方法だが、あなたは、自分に関する新しい思考を構築することによって自分の人生を変える・・・”

日本語版CD「人生を変える方法」より

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